◆さつまいも

サツマイモは、どこからきたの?
サツマイモの原産地は、メキシコやコロンビアなどのアメリカ大陸の熱帯地域と言われています。それが、中国大陸に渡り、琉球(いま今の沖縄)に渡ったのが1605年頃です。そして、薩摩藩が琉球をせめた時、薩摩の人が初めてサツマイモを食べておいしかったので、持ち帰りました。それから、日本人がサツマイモを食べるようになったと言われています。今から、280年も前のことです。

サツマイモは、薩摩(今の鹿児島県)の名前をとってつけられました。でも、鹿児島県の人たちはサツマイモと言わずに、「からいも」とも言います。今、日本でサツマイモが多く生産しているところは・・・
一位 鹿児島県   二位 茨城県   三位 千葉県

サツマイモを食べると、どうしておならがでるの?
サツマイモの成分は、炭水化物で、そのうち「でんぷん」が一番多いです。その他に、いろいろな砂糖の仲間が入っているので、食べると甘いのです。また、他のイモと比べて、ビタミンも多く、「食物繊維」というのも多く入っています。「食物繊維」というのは、細い糸のようなもので消化しにくいものです。それがおなかを通ると他の食べ物もいっしょに押し流してくれるので、おなかの中をきれいにしてくれます。そして、その食物繊維が発酵してガスがたまり、おならが出ます。

サツマイモは寒がり
サツマイモは寒さに弱い食べものです。冬に、ベランダや土間に置きっぱなしにすると、ダメになってしまいます。昔の人は、このことを「サツマイモがしもやけにかかった」と言ったそうです。また、サツマイモは「かんそう」にも弱いです。ポリ袋に入れるか、新聞紙にくるんで、日のあたらないところに置いておきましょう。

「いもはんが」を作ってみよう
サツマイモで、「はんが」を作ってみましょう。
@サツマイモをよく洗ってふき、一番太い部分を切る。
Aうすい紙に、切口と同じ大きさの絵を書き、それを裏返しにして、それをサツマイモの切った部分にはる。
B彫刻刀を使って、絵と字以外のところをほる。
Cインクをつけて、ハガキやメモなどにつける。

残った半分のサツマイモを使って、「さいころ」を作ってみましょう
@サツマイモを2cmくらいの輪切りにする。
A切口を上にして、丸いところを2cm角になるように切る。
向かいあう面が、たして7になるように1から6まで印をつける。