◆パン

パンは何からできているの?
パンの材料は,小麦粉・イースト菌・塩・さとう・卵・油類(バター・ショートニングなど)・水類(ぬるま湯・牛乳)です。それぞれ材料の働きを覚えましょう。

小麦粉 : 小麦粉には、強力粉、中力粉、薄力粉、デュラム・セモリナ粉の種類があります。パンを作る時は、「強力粉」という粉を使います。(中力粉はうどんなどに、薄力粉はお菓子に、デュラム・セモリナ粉はスパゲッティーに使います)
小麦粉は、水を加えてこねるとグルテンというねばりのあるたんぱく質がでます。強力粉は、このグルテンが一番多く、ねばりが強いので、パンを作るには一番よい粉になります。
イースト菌:イースト菌は酵母というカビの一種です。これを、ぬるま湯にさとうを入れたボールの中に入れると、発酵して、ぶくぶくと炭酸ガスを出します。このガスがパンをふくらませるもとになります。種類は、生イーストとドライイーストがあります。スーパーでは、ドライイーストが多く売られています。
:パンの味をよくして、パン生地をしっかりこねるようにする働きがあります。しっかり生地をこねると、ふっくらとしたパンになります。
さとう:イースト菌の働きを活発にして、パンをふっくらとふくまらせる働きがあります。また、パンに甘さと、焼き色をつける働きもあります。
 : パンの味をよくし、やわらかくする働きがあります。
油類: バター、マーガリン、ショートニング、ラード、サラダ油などがあります。パンをこねる時、よくのびるようにする働きがあります。また、パンを日保ちさせる働きもあります。
水類: ぬるま湯、または温かい牛乳を使います。材料をとかし、生地をこねやすくする働きがあります。

パンはどうやってできるの?
パンの作り方は、お菓子つくりとちがって、「こねる」「発酵」「ねかせる」「焼く」という作業があります。
@材料を混ぜて、よくこねる
A発酵させる(1回目)
Bガスをぬく
C生地を分けて、丸める
Dねかせる
Eパンの形を作る
F発酵させる(2回目)
G焼く

パンの種類
・フランスパン      小麦粉・イースト菌・塩を材料にして、蒸気をかけてかたく焼いたパン。
・食パン、ロールパン  小麦粉・イースト菌・さとう・塩・バター・卵・牛乳を入れて、ふっくら焼いたパン
・クロワッサン      パンの生地に、バターをはさんで、何回もたたんでは伸ばし、三日月の形にして、やわらかく焼いたパン。
             (クロワッサンは、フランス語で三日月という意味です)
・ライ麦パン       小麦粉ではなく、ライ麦で作ったパン。かたくて、黒いパン。
その他にも、パンにはたくさんの種類があります。みなさん、パン屋さんに行った時、調べてみてね。